前編に続き、
「図書館愛・強め」の茶柱です
多摩センター駅から徒歩7分
「レンガ坂」を上がって、
多摩市立中央図書館 にやってきました。
赤レンガと、連なる大きなガラス窓、
明るくてオシャレですね!
こう見えて4階建て(地上2階 地下2階)、
斜面地をうまく生かしています。
また建物全体が曲線で、周囲に圧迫感を与えない
優しいデザイン、さすがです!
(設計は公共施設を得意とする佐藤総合計画さん)
建物に入ってみると・・・
エントランスにはレンガの階段
おすすめの本が並べられていて、これは嬉しい!
座りたくなります。
館内にもレンガタイルがふんだんに使われ、
新しさとレトロが混ざったような
ヨーロッパのワイナリーみたいな雰囲気もありました。
レンガと並んで
あちこち目につくのが「木」で、
その天然木材の多くが
中央図書館ができる前、同地(多摩中央公園)に茂っていた木々
を有効活用したものだそうです。
そんなストーリーがまたいいですね
多摩市立中央図書館の特徴は、ほかにも
1階が「静かな空間での読書エリア」
対して2階は、
フロア全体「どこでもおしゃべりOK」で、
子供連れや、グループでの活用がしやすい環境となっていました。
「おしゃべりOK」といっても
大騒ぎする人はいないので、
適度な音や気配に、返ってリラックスできるような
とにかく居心地は最高なのでした。
近隣に長らくお住まいだった児童文学者、翻訳家の
渡辺茂男さんのコーナー
代表作『もりのへなそうる』
「へなそうる」とは、食いしん坊で臆病、でもとても優しい変な怪獣
自習室、閲覧室なども、もちろん充実◎
ガラス張りの「静寂読書室」や
1人で集中したい時には「個人研究室」
ほかにも
多摩中央公園と一体化した「カフェスペース」、
講演会やイベントにも使える「活動室」、
「グループ研究室」「対面朗読室」「録音室」
おまけに、多摩市の有名人(?)
地域の期待に くまなく応えた
まさに「理想の図書館」でした。
家の近くに素敵な図書館、うらやましいです!
中央公園の伐採木を使用した図書館家具制作(多摩市公式サイト)
『もりのへなそうる』わたなべ しげお 作 / やまわき ゆりこ 絵(福音館書店)
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