アラ子です
少し前になりますが、
大ヒットドラマ
『VIVANT』堺雅人 主演(TBS系 日曜劇場21時)
ご覧になっていましたか?
超豪華キャストで話題、
海外ロケで話題、
本格スパイアクションで話題、
莫大な制作費で話題、
ところどころ『半沢直樹?』で話題…
そもそも放映前に情報が徹底的に隠されて
ドラマの内容がほとんど告知されなかったのも話題でした!
私は録画視聴組で、
いつも2、3日遅れで見ていましたが
先に見た同僚たちが
「考察!」「考察!!」「考察!! !」
と、口々に自説(珍説も)を吹き込んでくるので
耳を塞ぐのが大変でしたよ〜笑
映画のような迫力で、
ドラマ本編に毎回ワクワクしつつも、
職業柄やっぱり気になる「家」や「建物」、
登場する「建造物」にも目が行きます。
この作品は
モンゴルで大型ロケということで
「ゲル」と呼ばれるモンゴル式の住居が
何度か画面に出てきました。
謎の男ノゴーン・ベキ(演・役所広司)率いる
秘密組織「テント」のアジトも、特製の大型ゲルのようでした。
⬜️今さらだけど「ゲル」って何?
ゲルとは
モンゴルの伝統的な「移動式住居」のことで、
遊牧文化の象徴でもあります。
ゲルは一般的に
木材を組んで骨格を作り、その骨組みを
羊毛フェルトや、動物の毛を使った不織布など
大きな布で包むように覆って出来ています。
防水用の布を重ねたり、
季節ごとに布の枚数を調節するなどして、
厳しい寒暖差に対応しているそうです。
組み立ては
慣れた大人が2、3人がかりで2時間もあれば完成。
また、解体はその半分ほどの時間しかかかりません。
バラバラにした木材や布など、
重量は約250キロほど(床板を除く)と決して軽くはありませんが、
これらを、馬や牛、ラクダなどの家畜に乗せ、
季節ごとに西へ東へ
家畜が食べる草地を求めて移動する、
これを「遊牧」というんですね。
ゲルは真上から見ると円形で、
だいたい直径4.5~6.5メートルの大きさです。
現代の遊牧民はここに
太陽光発電パネルや衛星通信アンテナも備えて、
電気製品や、パソコン・スマホなど
ハイテク機器なども使いこなしているそうですから
理想的な「サステナブルライフ」とも言えますね!
2時間で出来上がる夢のマイホーム!?
モンゴルの伝統的な移動式住居「ゲル」のお話、
次へ続きます!
外務省公式サイト『わかる!国際情勢』モンゴル〜良き隣人としての絆