アラ子です
前回からの続きです
大ヒットドラマ
『VIVANT』(TBS系 日曜劇場)の話から
モンゴル遊牧民の家「ゲル」を調べているうちに、
ある絵本を思い出しました。
『スーホの白い馬』
モンゴルが舞台の、有名な絵本ですよね。
子供の頃に読んで
「すごく感動して、泣けた!」という記憶だけがありながら、
じつは内容を忘れてしまっていました。
「感動して泣いたのに、内容を忘れたんかい!!」
というツッコミは気にしないことにして……
おさらい読みをしてみたところ、
「ゲル」出てきました!!
『スーホの白い馬』の絵本は、
大切な馬との別れ、奇跡の再会、しかし・・・
という悲しいお話ですが
スーホが「馬頭琴(ばとうきん)」という楽器を作る
重要な場面では、
スーホの暮らすゲルの内部の様子や、
建築としての構造まで、
わかりやすく描かれています
異国情緒あふれる素敵な絵本なので
この機会にぜひ、お手にとって読んでみてください!
⬜️2時間で出来上がるマイホーム「ゲル」住み心地は?
モンゴルのゲルは一般的に
木材と布だけで作られている、とお伝えしましたが
その構造は、
◎室内の中央に柱を建て、
◎柱のてっぺんに丸い天窓(トーノと呼ぶ。換気口の役割も担う)を掲げる
◎蛇腹の板(ハンと呼ぶ)で壁を作り、
◎天窓から壁へ放射状に梁を渡すと、大きな傘のようなドーム空間が出来上がり
◎それを大きな布で丸ごと覆います。
寒い日には布を二重三重に増やし、
暑い季節は、布を薄い木綿にしたり、裾を上げて風を通したり、
虫除けのために網状の布を使うこともあるそうです。
作りは単純ですが、非常に機能的なんですね!
朝は天窓を少し開けて朝日や風を取り入れたりと
まさに遊牧民の知恵の結晶☆
いい事づくしで
ゲルに泊まってみたくなっちゃいますよね♪
ゲルの生活を体験するなら
もちろんモンゴル旅行が一番ですが…
栃木県の那須にある
「モンゴリアンビレッジ」という施設では、
気軽にゲルを体験できるようです!
本格的ゲルが40張りも並んで
グランピングのような体験ができるんですって!
ぜひ行ってみたいですね〜♪