#T太郎の日記

へび年・蛇口の話

T太郎です

あけましておめでとうございます

本年もよろしくお願いします!

 

今年の干支は「巳」、へび年ですね。

私たちの業界で「へび」といえば 何だろう、

へび、ヘビ、蛇・・・

ありました!

「蛇口」

 

日本では、水道の吐水(とすい)口を

全国的に「蛇口」と呼んでいます。

とある公園の「蛇口」

 

「蛇(へび)の口」って、

思えば、不思議なネーミングですよね~

水道管がヘビみたいだから!?

 

気になって調べてみると

これには歴史があるようで

『トコトンやさしい水道の本』(高堂彰二著)によると

 

◎初期の水道(明治20年の横浜が最初)は、

道路脇に共用水栓があり、

ライオンの口から水が出てくる英国製の

「共用栓」が設置されていた

       ↓

◎これが徐々に、国産の

「龍の口から水が出るデザイン」の共用栓に置き換わり、

この水栓は「蛇体鉄柱式共用栓」と呼ばれた

       ↓

◎やがて各家庭にも水道が引かれるようになり、

専用栓が設置されるようになると

「蛇体鉄柱式共用栓を小さくした吐水口」として

「蛇口」と呼ばれ、普及する

       ↓

◎次第に吐水口全般を

「蛇口」と呼ぶようになり現在に至る

 

ということでした。

ところで

「蛇口」には「カラン」という呼び方もあります。

これはオランダ語で「鶴」を意味する「kraan(クラーン)」が語源で、

当時の水道の形状を「鶴首」に見立てたようです。

 

言われてみれば、キッチンの水栓ハンドルや

お風呂のシャワーヘッドなどの曲線も

「鶴の長い首」に見えなくもない!?

 

「蛇口」には、

長いの短いの、丸いの四角いの、

いろんな形状がありますが・・・

さて、巳年の今年、

当コラムコーナーは、みなさまに

弊社のことをもっと知っていただける「話題の蛇口」となるように、

より一層努力してまいりたいと思います!!

 

本年も

ティーアラウンド株式会社を

よろしくお願いいたします

 

 

『トコトンやさしい水道の本』(高堂彰二著・日刊工業新聞社刊)

 

ティーアラウンド株式会社