T太郎です!
昨日、ドラマ「和田家の男たち」(テレビ朝日系)について
このブログで触れたところ、
建築に詳しい同僚のWさんが、
「和田家の建物は、フランク・ロイド・ライトの弟子、
遠藤新(えんどうあらた)の仕事だよ」
と言ってニッコリするのです。
「ほら、玄関のところなんか大谷石(おおやいし)を
ふんだんに使って、あれがライト建築の特徴なんだよね」
あ~そうなんですね~!
と私は言いましたが、
ぜんぜん意味がわかってない…のが、すぐバレまして、
Wさんが、いろいろ教えてくれました!
◉ドラマのロケ地(和田家の外観)は、神奈川県三浦郡葉山町にある、
「加地邸(かちてい)」という昭和初期の個人住宅。
◉設計は、「旧帝国ホテル」(明治村に移築)などで有名な
アメリカ人建築家フランク・ロイド・ライト、の愛弟子
遠藤新(えんどうあらた)福島県出身(1889~1951)
◉ライトは工期や予算のトラブルから、帝国ホテルの工事途中で
日本を離れたが、あとを任されたのが、遠藤新だった。
◉ライト建築として有名な、池袋の「自由学園明日館(みょうにちかん)」も
遠藤新の貢献が大きく、遠藤は他に、
甲子園ホテル(兵庫県西宮市)なども手掛けている。
ここまでさらりと教えてくれた Wさん、なかなかの「どや顔」でした!
フランク・ロイド・ライトは、
日本で大谷石に出会い、気に入って多用したそうです。
町で見つけた大谷石↓
「みそ」と呼ばれる大谷石独特の斑点
風雪に耐え、出てくる味わいも大谷石の魅力
それまで特に重用されていなかった大谷石のステイタスが上がったのは、
フランク・ロイド・ライトの帝国ホテルがきっかけだったそうで、
遠藤はそれを継承し、「加地邸」にも多く使われています。
弊社ティーアラウンドでは、
「大谷石を玄関周りに使えないか」などのリクエストにも
対応しております。お気軽にご相談ください!
https://www.t-around.co.jp/contact/
さらにこんな情報が・・・
葉山の「加地邸」に、なんと宿泊できるそうです!
1泊21万4500円(2泊より)!!
と、けっこうなお値段ですが〜
「 国指定登録有形文化財」に泊まれるんですもんね。
葉山加地邸 →https://kachitei.link
「和田家の男たち」予告→ https://youtu.be/Z7MH42_SAtY