アラ子です
物語に出てくる『家』探訪シリーズ
今回は
『ヘンゼルとグレーテル』
グリム童話の中の一編です。
前回の「家」探訪→ ちいさいおうち
「お菓子の家」がでてくるこのお話、
ドイツの古い民話を元に
グリム兄弟が脚色した作品だそうです。
昔話の中でも とりわけ サスペンス的な展開で、
一度でも読まれた方は
忘れられないシーンがいくつもあるのではないでしょうか
たとえば…
「森に置き去りにされる兄妹」
「小石を落として道しるべにするアイデア」
「ふたたび森に置き去りにされる兄妹」
「小石の代わりにパンをちぎって道しるべに」
「それが鳥に食べられてしまいショック!」
とにかく冒頭から不安〜〜
そして
暗い森をさまよって、さまよって、
遭難しかけた兄妹がたどり着いたのが…
「お菓子の家!!」
屋根から壁から、なにもかもがスイーツでできている
夢のような家。
『ヘンゼルとグレーテルのおはなし』(BL出版刊)より
夢のような「お菓子の家」なのに、
そこには残酷な世界が描かれていて
夢と恐怖とのギャップに引きずり込まれます。
このお話は
ヨーロッパが慢性的な飢饉に悩まされていた頃、
その時代のつらい記憶が語り継がれたものだそうです。
幼い頃に この本を読んだ私は、
両親と出かけた時に(たしかデパートで)
「今日どこかで捨てられたらどうしよう…」
と、不安になった記憶があります!
忘れられない印象を残す古典童話
『ヘンゼルとグレーテル』
BL出版『ヘンゼルとグレーテルのおはなし』→
https://www.blg.co.jp/blp/n_blp_detail3.jsp?shocd=b02077
ところで!
「Mr.オニギリ」ことM部長が
「お菓子の家」の画像をシェアしてくれました。
「施工担当」は、小1の息子さんだそうです。
コアラのサイズから判断すると
小ぶりの平屋?
この「施工」をきっかけに、将来は建築家の道へ!?
楽しみですね~♪