アラ子です
日本を代表する画家であり絵本作家、
山脇百合子さんが、昨年9月末に80歳で亡くなりました。
お姉さんの中川李枝子さんとのコンビで、
以前このコーナーでも取り上げた
『そらいろのたね』(過去の記事)をはじめ
数々の名作を出版されていますが、
なんと言っても、その筆頭は
『ぐりとぐら』!!
かわいい2匹のネズミの毎日を描いた、超ロングセラー絵本です。
初版当時は旧姓の「おおむら」ゆりこさん
『ぐりとぐら』は 1963年に初めて登場して、
今年、60周年。つまり「還暦」を迎えるんですね。
続編など、
シリーズ累計では2000万部を超え、
「一度は読んだことがある!」
という方も多いのではないでしょうか♪
『ぐりとぐら』のお話は・・・
ある日、森で 大きな卵を見つけて、
自分たちの体より大きな卵を
割らずに運ぶにはどうしたらいいかと悩んだ末に…
「お鍋を持ってきて
ここでカステラを作ろう!」
森じゅうに広がる いい匂いに
動物たちが集まってきます…
と、読んでいる私にも、
カステラのいい匂いがしてくるんですよ〜フシギ♪
そして、森のみんなでカステラを食べる。
ふんわり大きな黄色いカステラは
子供の(大人も!)憧れですよね♡
最後は大きな卵の殻を使い、車を作って帰ります。
1シーン 1シーン
楽しくて、繰り返し読みたくなるのです!
ところで「ぐりとぐら」は、卵の殻の車に乗って、
どんな家に帰るのでしょうか?
ティーアラウンド広報部アラ子としては
「家」が気になりますけど、
ここには描かれていません。
そこで、シリーズを通して探してみると…
サンタクロースらしきおじさんとの交流を描いた
『ぐりとぐらのおきゃくさま』(福音館書店)
こちらに、
かわいい家が登場しています。
ここが、「ぐりとぐらの家」なんですね!!
せっかくなので、
お宅を拝見させてもらいましょう!
【外観】赤い屋根がステキです
【立派な暖炉】
屋根には煙突がありましたよね
【ベッドルーム】
ベッドカバーおしゃれ〜♪
【バスルーム】
洗濯物は室内干し!?
「ぐりぐらシリーズ」の魅力は、
素朴でつつましくも、
いきいきと楽しそうに生活していること。
その幸せを一緒に体験できることが、
永遠の人気の秘密なのかな〜なんて思いました。
『ぐりとぐら』の還暦をお祝いしつつ、
山脇百合子さんのご冥福をお祈りしたいと思います。
アラ子でした