T太郎です
世の中にはいろんな「建築」がありますよね。
弊社が扱っております
「戸建て住宅」も建築。
大きなビルや、学校、病院、も建築です。
一方、
橋や高速道路、ダムなどは
建築ではなく、「土木」と呼ばれます。
今回ご紹介するのは、
その「土木」としてもかなり特殊な…
まるでトミカの世界のような!?
複雑で、ワクワクしちゃう
高速道路の建造物・・・
⬜️「大橋ジャンクション」を探検!
さて、渋谷から少し南へ
「池尻大橋」交差点の近く
ビルとビルの隙間から
巨大な円形の上に、こんもりと緑の森が…
あれは、何?
ジブリ映画「ラピュタ」?
近づいてみると・・・
ドドーン! でか!
ここは
首都高速道路の「大橋ジャンクション」
(東京都目黒区大橋1丁目)
首都高速の「中央環状線」と「3号渋谷線」を結ぶ
合流分岐点として計画、着工され、
2010年より部分的に開通、2015年に全面開通しました。
外からは見えませんが、
建造物の内側を、一周400mのスロープが
4層構造で螺旋を描いて、
地下の環状線と地上の3号線とを
高低差約70m(!)で結んでいます。
複雑!!
平面図はこんな感じ。
断面図も超フクザツ!!
この超巨大な土木工事を請け負ったのは
ハザマ(現・安藤ハザマ)。
落札額は約116億円ということで、
完成後、首都高全体の渋滞が2~3割ほど緩和され、
中央環状線の開通と相まって、さまざまなルートで
都心の渋滞を回避できるようになったとか!
で、ですね、
この巨大プロジェクトには
もう一つの側面、
「地域の憩いの場を新設」することが計画され、
最終的に、
巨大な円筒型のジャンクションの屋上に
「空中庭園を作る」という仰天プランが決定しました。
というわけで、
先ほどの森は
目黒区が管理する「目黒天空庭園」だったんです!
天空の庭園!? 気になりますよね〜
首都高速の「大橋ジャンクション」を
車ではなく、徒歩で! 探索してみたいと思います。
次回【大橋ジャンクション(後編)】へ続く