T太郎です
昭和初期の作家 太宰治が住んでいた
「三鷹」の話の続きです。
三鷹駅の少し西にある
『三鷹跨線人道橋(みたかこせんじんどうきょう)』
ここも「太宰ゆかりの場所」として有名です。
跨線人道橋…ちょっと名前がカタいですけど…
つまりは、
線路を南北に越える
全長93メートルの歩道橋、
昭和4年(1929)に設置されました。
太宰が三鷹に暮らしていた頃に
ここで撮られた写真も残っています。
↑太宰治文学サロンに飾られている写真にも跨線橋が
100年に近い風雪に耐えてきた
見るからに頑丈そうな跨線橋ですが、
現在は
見ての通り
老朽化が進み、
かなり前から
メンテナンスの問題も深刻化。
市民の歩道橋としてはまだまだ現役なのですが、
先々のことを考え「廃止もやむなし」
ということで、
2020年に撤去の方針がJR東日本から三鷹市へ出され、
市もこれを受け入れたと報道されています。
撤去の時期は未定ですが、
歴史的価値もあり、何より長く市民に愛されてきた歩道橋、
撤去反対の声も多く…
解体後はその一部を「移設保存する」
という覚書も交わされています。
歩道橋の上からは
JR東日本の操車場もよく見えて
鉄道ファンにも人気だそうです。
この日も、鉄道好きの親子連れで賑わっていました。
跨線橋が現役でいるうちに、
ぜひ訪ねてみてください!
太宰の墓所も、三鷹にあります。
禅林寺という黄檗宗のお寺で、三鷹駅南口から徒歩10分。
太宰が尊敬する
明治の文豪・森鴎外のお墓の
すぐ近くに眠っています。
太宰の命日(6月19日)は「桜桃忌」とされ、
この日に限らず、今も多くのファンが訪れているそうです。
(ご参拝については寺院ホームページ等をご参照の上、マナーをお守りください)
三鷹散策でタイミングが合ったら、
以前紹介した
「韓食苑 恭楽亭」のスジうどんもぜひ~♪