アラ子です
突然ですが、これ、
私が愛用している
「バーバパパ」のマグカップ(かわいい♪)。
キャラクターグッズとしても大人気のバーバパパですが、
もともとは
フランス生まれの絵本の主役 として誕生しました。
(原著はオランダの出版社から刊行)
今回は、
世界的ロングセラー絵本
『バーバパパ』シリーズの「家」について探索します!
「バーバパパ」の作者は
タラス・テイラー/アネット・チゾンというご夫婦のコンビ。
テイラーさんはアメリカ人、
チゾンさんはフランス人、
二人はフランスの公園を散策中、
「バーバパパ」
という言葉を耳にします。
アメリカ人のテイラーさんには意味がわからず
チゾンさんに聞きました。
「『わたあめ』という意味よ」
「la barbe à papa」とは「パパのひげ」の意味で、
転じて「わたあめ」のことを指す語でした。
その後、チゾン、テイラーの二人は
カフェレストランで落書きやらおしゃべりをしているうちに、
「バーバパパ」という言葉の響きの面白さから、
ピンクのわたあめのような、不思議な形の生き物を思い付き・・・
そうして「バーバパパ」が誕生したそうです。
ちなみにフランスの「わたあめ」はピンク色が主流だそうで、
日仏のバイリンガル絵本
『はじめてのいろのほん』でも、わたあめは、ピンク色!
ところで、「バーバパパ」シリーズ
作者のテイラーさんはアメリカで生物・数学の教師をしていた人物、
9歳若いチゾンさんは建築設計士という経歴の持ち主。
「絵本作家」というイメージからすると
お二人の経歴が「理系」なことに少し驚きました
特にチゾンさんは、建築に造詣が深いということで、
チゾン/テイラー夫妻の作品に
『家の中をのぞいてごらん』(1984・評論社)
という、「建築」や「住宅」にフォーカスした絵本もあります。
愛犬の犬小屋を作るにあたり
いろいろな建物を見にいくのですが、
紙のページの所々に、透明なフィルムのページが重なるように製本されている
仕掛け絵本で、フィルムをめくると・・・
断面図が!
フィルムをめくると・・・
建物の中が見える↓
みんな何をしてるのかな??
家の中の様子をじっくり見ることができちゃう、楽しい仕掛け絵本♪
絶版状態のレアな作品なのですが
大きな図書館には所蔵されているようなので、ぜひ手にしてみてください。
さて、チゾン/テイラー夫妻の
デビュー作品にして大人気の『バーバパパ』は、
どんな家に住んでいるのでしょうか・・・
次回
「バーバパパ」の家(後編)へ続く!